上杉謙信 愛刀が話題となっていますね。
岡山県瀬戸内市が上杉謙信の愛刀「無銘一文字」の購入を目指すため、
ふるさと納税での資金調達の足りない分を公費で補うとしていましたが、
批判が起こり、撤回するそうです。
どういうことなのか詳しく調べてみたいと思います。
上杉謙信 愛刀「無銘一文字」購入に公費投入は撤回!岡山県瀬戸内市
上杉謙信の愛刀「無銘一文字」の購入を目指していた岡山県瀬戸内市
ふるさと納税で集めようとしていた購入費用5億円に届かない差額分を、
自治体の貯金に当たる財政調整基金で補う方針でした。
しかし、元々の公約では、
ふるさと納税で集まらないと購入は断念するとされていた中で、
公費のよる補うという事に反発が起きていたようです。
反発にり再び撤回を余儀なくされ、
ふるさと納税で賄う従来の方針へ軌道修正する見通しの様です。
【展示解説のご案内】本日9月15日(土)、午後2時より、特別陳列「国宝 太刀 無銘一文字 山鳥毛(さんちょうもう)」についての当館学芸員による展示解説を開催します!参加無料(要入館料)、事前申込不要。ぜひご参加ください♪ pic.twitter.com/Lq7o7R2wQ9
— 岡山県立博物館 (@okayama_prefmus) 2018年9月15日
戦国武将上杉謙信の愛刀「無銘一文字」は国宝に指定され
「山鳥毛(さんちょうもう)」の愛称で知られる太刀です。
鎌倉時代中期に備前国(現在の岡山県南東部)で作られたとされています。
瀬戸内市はかつての備前国にあたり、
「無銘一文字」の作られた地域という事になる様です。
特別陳列「国宝 太刀 無銘一文字(山鳥毛)」の会期はいよいよ明日21日(日)まで。どうぞお見逃しなく!
秋には特別展「備前刀 ー日本刀の王者ー」を開催。国宝、重要文化財を含む約80口の名刀を展示します!こちらもお楽しみに♪ pic.twitter.com/E14eC78Fls— 岡山県立博物館 (@okayama_prefmus) 2017年5月20日
上杉謙信 愛刀についてネットの反応
ネットの声を集めてみました

ふるさと納税だって公費だと思うのだが。

瀬戸内と上杉謙信って関係ないのでは。
そんなものに公金を使うべきではないと思います。

ヤフーニュースでは出ていませんが…
実は昨日、市議会議長に住民グループから「購入してほしい」という趣旨の嘆願書が提出されました。
とはいえ、別の住民グループが購入に反対する署名を先月市議会に提出しています。
はたして、どうなることやら…。

投資家に購入された気の毒な名刀。
愛刀家の手にあれば良かったのに。

資産家同士で値を釣り上げ合って、やり取りするのは好きにすれば良いけど、役所が法外な値段のものを売り主の言い値のまま買おうとするのは問題があり過ぎると思うけど。
ふるさと納税だって公費でしょ?
本来は市民のために使うはずのお金を、投資家の儲けのために使うってのはやってはダメでしょう。
そもそも、謙信に縁もゆかりもない岡山の市がそこまでこだわり続ける理由がないし。

この刀は、刀の産地として有名な瀬戸内市長船で作られたものです。里帰りを目指しておられます。
長船は今でも刀鍛冶さんがいて、立派な博物館もある場所。国宝の刀があると、他の国宝の刀と相互的に貸し借りをして展示することも出来るようになると現地の方がおっしゃっていました。そうすれば、観光客を招く重要な観光資源になるのです。観光客を招くことは、地域の発展に繋がります。
個人蔵では、後々どのように扱われるか分からない。博物館なら管理もきちんと行き届き、後世に伝えることができます。
そのために瀬戸内市では、この刀・山鳥毛を迎えようとしているのです。

備前モノだという話だし瀬戸内市が購入するとしても問題ないわな。
前言を反故にしたのは反発されても仕方がないけれどちゃんと順を追って説明し、公開計画なども説明すれば十分に納得ができると思うが?
個人所有で海外のコレクターに回るくらいなら日本国内できちんと管理できる方が望ましいと思うのだけれど。

瀬戸内市内の工房で作られたとしても、普通は、謙信の愛刀あったことが興味を呼ぶのであって鍛えられた場所にはそんなに興味はないと思うのだが。米沢とか新潟に上杉謙信に関する博物館とか資料館にある方が多くの人の目には触れるのではないかと思う。財政力にない都市が公費を使っての購入には違和感がある。市民の寄付を募ってもやるというなら共感するが。ふるさと納税者はこの刀を瀬戸内市で購入するのに理解を示しそれを指定して寄付しているのでしょうか。

購入する額としては高額かもしれないが、
今刀剣ブームで、実際他の県で刀を見せる展示会では黒字になるくらい集客力もあるし、
お土産など含めると相当潤うのではないだろうか。
刀剣展示会で成功してる所はいくつもあると思う。
そこまで見込んでの購入予定だったかわからないが(もちろん土地にちなんだ刀なので購入予定だったのだと思うが…)大事にしてくれる所が維持管理するのが一番だと思う。

ふるさと納税を使うのもちょっと違和感を感じる。
こういう案件こそ、クラウドファンディングを使うべきだと思うんだが。
上越市が買収できなかったのは残念、刀は制作された土地よりも、所有された土地にあるべきだと思う。

公費を使うのにビジョンを示さないから理解を得られないんだと思う。
例えば観光資源として刀鍛冶の町をアピールすることで、歴史ファンの来訪が増えて経済効果が年間どれくらいあるかとか。住民にしたら、それ買ってどうするのか、納税者にどんなメリットがあるのか納得いく説明はほしいと思う。

ふるさと納税はいわゆる税収の二重取りができるシステムだから、規制前もその後もみんな目の色を変えて高額景品での消費者の奪い合い合戦になってるんですよね。
結局はその経費にも血税が充てられる立派な公費なので、経緯や購入目的、管理保管にかかる多額の財源の確保と計画書の提出と発表もきちんとしないといけないと思う。

ここでは(意図的に?)触れてないが、日本一の名刀の産地で知られる備前長船が、平成の大合併で瀬戸内市になった。
市内に日本刀博物館もあり、今回は当地で打たれた名刀を地元に買い戻そうという村おこしの一環だな。
資金をどこから調達するかの議論で、市による購入自体はなんら問題ないと思う。
上杉謙信 愛刀の詳細
詳しい記事はこちら
戦国武将上杉謙信の愛刀で「山鳥毛」の愛称で知られる国宝「無銘一文字」の購入を目指す岡山県瀬戸内市が、自治体の貯金に当たる財政調整基金を購入費用などに充てるとの方針を撤回する意向を市議会側に伝達していたことが5日、議会関係者への取材で分かった。
購入の財源に公費は充てないとの当初の説明を転換したことに対する反発が強く、撤回を余儀なくされた形だ。ふるさと納税で賄う従来の方針へ軌道修正する見通し。
購入を巡り、市は昨年11月、個人と企業版のふるさと納税で資金調達を開始した。
引用元
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190306-00000004-kyodonews-pol
無銘一文字 pic.twitter.com/GiNkrTJfJd
— 鈴生たろ芋🌈通知切ってる (@Toroumai14) 2016年10月24日
上杉謙信 愛刀のまとめ
岡山県瀬戸内市が購入したいというのはわかります。
いい町おこしになるでしょう。
しかし、購入方法が当初の公約から二転三転するのは、反発が起きるのはしょうがないと思います。
この先、どうなるのか気になりますね。
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