新日本プロレスの至宝だったIWGPのベルトが今、問題になっています。
団体の最高峰のヘビー級のIWGPのベルトが何故か現在は世界ヘビー、4代目そして自称の3つのベルトが存在する異常事態になってしまっています。
いったいどうしてこうなってしまったのでしょうか?
新日本プロレスの至宝 IWGPとは
IWGPと言えば、プロレス好きな人ならだれでも知っている日本で一番のベルトでした。
アントニオ猪木が提唱した「プロレス界における世界最強の男を決める」という考えの下に新日本プロレスで作られた団体最高峰のベルトです。
当初はリーグ戦でしたが、最後のリーグ戦を制したアントニオ猪木に初代IWGPヘビー級王者としてチャンピオンベルトが授与されIWGPはチャンピオンベルトの名称とされる事になりました。
IWGPとは、当初「プロレス界における世界最強の男を決める」という考えの下で行われていたのですが、実際には新日本プロレスにおける最強の証であり、当時の、世界最高の権威を持つアメリカのベルトを親日に呼ぶことが出来ない苦肉の策で作られたベルトでありました。
当時の日本における新日と並ぶ団体が、ジャイアント馬場の全日本プロレス。全日では世界最高の権威を持つベルトを団体に招へいする事が出来た団体ですが、その後、新日本プロレスの方が上となっていたのは何とも皮肉な結果です。
現在では、日本のトップ団体となった新日本プロレスの最高峰のベルト
アントニオ猪木が初代チャンピオン。藤波辰爾、長州力、闘魂三銃士、棚橋弘至、中邑伸輔、オカダカズチカ、近年ではプロレス界で圧倒的な人気を誇っている内藤哲也などそうそうたるメンバーがIWGPのベルトを巻いています。
中にはボブ・サップという変わり種から、UWFの高田延彦、SWS崩壊後の天龍源一郎なんかも巻いてました。
しかし、そんな歴史あるベルトだったのは昔の事
新日本プロレスにおける別のIWGPと名の付くベルトと2冠にされ、何故か2つのベルトを統一して新らしく「IWGP世界ヘビー級王座」になるという道をたどる事になりました。
正直、この辺りの経緯もファンを無視した結果でしたが、選手が凄い試合を見せてくれることによってモヤモヤした気持ちも取り払われようとしていた直後にとんでもない問題が勃発しました。
自称IWGP世界ヘビー級王者に破格の待遇?
まずはこちらの記事をご覧ください。
新日本プロレスは来年1月5日東京ドーム大会で自称IWGP世界ヘビー級王者のウィル・オスプレイがIWGP世界ヘビー級王座(現王者は鷹木信悟)に挑戦することを15日に正式決定した。
前IWGP世界王者のオスプレイは5月福岡大会後に「全治未定の首の負傷」により王座を返上し英国に帰国した。ところが8月になるとこの返上を不服とし、勝手に自作したと見られるベルトを持参して復帰。現在も自身が王者であるという主張のもと、米国と英国を中心に活動していた。
一方で国内では10月にオカダ・カズチカがG1クライマックスを制覇した。3月のIWGPヘビー・IWGPインターコンチネンタル両王座統一の際に封印された4代目のIWGPヘビー級ベルトを、IWGP世界王座への挑戦権利証代わりに使用。来年1月4日東京ドーム大会で鷹木への挑戦が決定している。
そんななかで行われた13日(日本時間14日)の米国・カリフォルニア州サンノゼ大会で、オスプレイとオカダが舌戦を展開。「お前は1・4でフェイクの王者の鷹木に挑戦すればいい。そして勝ったほうが翌日の1・5で俺と戦う。真のIWGP世界ヘビー級王者はただ一人、このウィル・オスプレイだ!」と豪語した自称王者に、オカダも「挑戦するのはお前の方だ」とした上で「東京ドームでカネの雨を降らせてやる」と受けて立つ構えを見せた。これを受け現王者の鷹木も「まとめて俺が叩き潰してやるよ」と迎撃宣言を繰り出したことで、王座戦線は3つ巴の様相を呈していた。
結果的に新日本はこの日、1・4で行われる鷹木とオカダのIWGP世界戦の勝者に翌1・5でオスプレイが挑戦することを正式に認め発表した。本来であればオスプレイの主張には何の正当性もない。それでも前王者という実績が考慮され、最高峰リーグ戦であるG1クライマックスに出場した各選手を差し置いて東京ドームのメインイベントで、しかも前日の勝者に挑戦という破格の待遇が与えられた格好だ。
鷹木のIWGP世界、オカダの4代目IWGPヘビー、オスプレイの自作IWGP世界で乱立する〝ベルト問題〟は東京ドーム2連戦でどのような決着を見るのか。それにしても2本のベルトを統一して1本にしたのに、気が付いたら3本に増えているとはなんとも皮肉な展開だ…。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/
自称王者の1月5日参戦についてネットの反応
ネットの声を集めてみました

鷹木がベルトを持っているが、オカダとオスプレイの方が上という考え方なのだろう
1.5はオカダ対オスプレイでなんとか動員をってところでしょう
オスプレイが怪我をしなければ鷹木が上がることもなかっただろうとは思うが、これでは1.4でオカダが勝つのは誰でも想像がつく、鷹木をあまりにも冷遇しすぎだな。

ドーム大会を2連戦にしたのは良いと思う。だが世界王座戦を連続で実施する必要はない。特にこのよくわからない流れで説得力もない。G1王者としてベルトを巻きたいなら、かつてのK1グランプリのようにグランプリのベルトを毎回王者に贈呈すればいい。なぜIWGPヘビーのベルトなのか。新日本に再び光を与えた4代目ベルトの存在をもっと大切にしてほしい。

怪我してベルトを返上したのに、治れば自作のベルトを持って王者だと主張。
真の王者は鷹木なのになぜ彼が優遇されるのかわからない。
普通、逆では?

オスプレイにも1・4で自作IWGP世界ヘビーの防衛戦での勝利を義務付けて
ソレに勝った方が1・5で本物のIWGP世界ヘビーに挑戦とかにすれば良いのに…
前のジェイもそうだったけど
この破格待遇をしないと外人エースは退団するとかいう流れの話なのかしらと思っちゃう。

1.5があるから、こんな訳のわからん理屈でタイトルマッチを組まなきゃいけなくなる。
こんなの、オカダとオスプレイが権利書賭けて前哨戦をやり、勝った方が1.4で鷹木に挑戦でいいんだもん。
それなら誰も文句ないんじゃない?
そもそも、2冠統一というものがあったからドーム2連戦も成り立ったわけで、すでに今年の2連戦からこじつけ感が溢れていた。
ただでさえドーム大会はチケットも高いんだし、下手に分散させずに1日に好カードを集中する方が観に行く側からすれば嬉しいんだが…。

結果オスプレイが一番万全な状態で戦えるのは有利すぎやしませんか?
強い選手と前日に戦わせて消耗させるべきです。

ドームを二日間にするから、こんな無理が生じます。前のように4日の一回に絞った方がスッキリします。観客も分散すないし。また満員のドームを取り戻して欲しい!

昨年ジェイがやっていたことと全く同じ。
ただブリーフケースがベルトになったのと、ジェイからオスプレイになっただけのこと。
別に何もないね。
そもそも1.5って無理にやることないと思う。
それなら1.4の内容を充実させた方が良い。
なんかIWGP戦も1.5まで引き伸ばすと無理くり感がハンパないんで。
これ納得できるレスラーいたら最早現人神やろ。
鷹木先生もそら怒るでしかし。https://t.co/bfHEwyhQYk— Pravda (@jonnyandgreenw1) November 15, 2021
イッテンヨン・イッテンゴの東京ドーム2連戦の勝者の予想
来年のイッテンヨン・イッテンゴの東京ドーム2連戦
- IWGP世界ヘビー級王座(正規王者)・鷹木信悟
- 4代目IWGPヘビー級ベルト保持者(G1覇者)・オカダカズチカ
- 自称IWGP世界ヘビー級王座・ウィル・オスプレイ
まさかのIWGPのよくわからない3つ巴になってしまいました。
散々、どうしてこうなったのか文句を言っておきながらなんですが、楽しみだったりもします。
経緯に不満があろうが、納得できなかろうが試合が始まってしまえばそんなこと関係なくなるひとつの試合になります。
東京ドームのメインになる2試合、楽しみでないわけはありません。
気になる予想は
まず1月4日の勝者はオカダカズチカ
そしてそのままオカダカズチカが1月5日も勝つのじゃないかと予想します。
来年は東京ドーム2連戦のすぐ後1月8日に横浜アリーナが控えています。
怪我の回復次第ですが、飯伏幸太が復帰していればオカダカズチカとのG1決勝以来の再戦が行われる可能性があるのじゃないだろうかと予想できます。
そもそも、鷹木信悟、オカダカズチカ、ウィル・オスプレイの3選手
今年の新日本プロレスで最強だった3人です。
ウィル・オスプレイは3月のNEW JAPAN CUPで決勝で鷹木信悟に勝利して優勝、当時の世界ヘビー王者の飯伏幸太を下し戴冠。鷹木信悟との初防衛に成功したものの、5月に行われる予定だった東京ドーム大会が延期。同時期に負傷を理由に王座返上&緊急帰国。その後、日本のマットに戻ってくる事はありませんでしたがアメリカで復帰しています。
鷹木信悟はオスプレイの返上で急遽組まれたオカダカズチカとの王座決定戦で勝利。世界ヘビー王者となります。7・25東京ドーム、9・5の西武ドームで王座を防衛。この期間に新日本プロレスを支えた一人は鷹木信悟と言っても過言ではないでしょう。
そしてG1覇者のオカダカズチカ。NEW JAPAN CUP、世界ヘビーの王座決定戦で鷹木信悟に2連敗していますが、例え主力外国人選手の出ていない秋の最強決定戦でしたが、G1を制した事にはかわりありません。
この3選手。実は面白くここ1年の成績だと
オカダカズチカは鷹木信悟に2連敗していますが、ウィル・オスプレイには負けなし
ウィル・オスプレイは鷹木信悟に2連勝していても、オカダカズチカには負けている
正規王者・鷹木信悟は、オカダカズチカに2連勝していますが、ウィル・オスプレイに2連敗
三すくみの状態なんです。
自称チャンピオンが待ち構えてる構図おかしいでしょ😡😡😡
鷹木かオカダか分からんが、しっかりオスプレイに勝って欲しいな— ウルトラちか (@masan09m12) November 15, 2021
IWGPのベルト問題のまとめ
以上、IWGPのベルト問題について調べてみました。