「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」でアムロ・レイと対峙したシャア・アズナブルの放った一言
「情けないモビルスーツと戦って勝つ意味があるのか?」
シャアの言った情けないモビルスーツ(MS)とはどのMSの事なのでしょうか?
多くの方が逆襲のシャアでアムロが最初に乗っていたリ・ガズィの事を指していると思われているようですが、実は違います。
今回の記事ではシャアの言う情けないMSについて調べてみようと思います。
シャアが言った情けないモビルスーツとは?
「情けないモビルスーツと戦って勝つ意味があるのか?」
このシャアのセリフはアムロの搭乗しているνガンダムに搭載された「サイコフレーム」にまつわる情報を、シャアが横流ししていたことを示唆する発言です。
長年のライバルであるアムロとの最終決戦の場でシャアが放った衝撃の一言
このセリフを発した時のシャアは、既にMS戦で敗北して地球に降下するアクシズにコクピットブロックを押し付けられている場面でした。
最大級の負け惜しみだとは思いますが、そもそもシャアの言う情けないMSとはどのMSの事を指していたのでしょうか?
シャアからは「情けないモビルスーツ」と揶揄されていましたが、物語上欠かせないモビルスーツだと思います。#ガンプラ#ガンプラ好き#みんなでガンプラ#リガズィ#なぜこんなものを地球に落とす#ケーラのフラグ#チェーンがチャーミング pic.twitter.com/k0fkghZRi2
— ひちこ (@hichiko0901) February 8, 2021
リ・ガズィの事ではなかった?
映画を見た多くの人は、逆襲のシャアでアムロが最初に乗っていたリ・ガズィの事を指していると思われているようです。
リ・ガズィはZガンダムの量産試作機で、Ζガンダムの最大の特徴である「WR(ウェイブライダー)」の変形を追加装備「バック・ウェポン・システム (BWS)」を装備することで補います。しかしMS形態になるにはBWSを排除する必要があり、MS形態から再びWR形態になる事が出来ません。さらに排除したBWSは使い捨てになってしまいます。(回収すれば再利用も可?)
映画冒頭では、ギュネイ・ガスのヤクト・ドーガを追い込みはしたものの、シャア・アズナブルのサザビーには多少の善戦はしたもののファンネルを使われたら厳しい状況になったでしょう。
この戦闘でリ・ガズィとネオジオンのニュータイプ専用機との実力差を実感したアムロはνガンダムの完成を急がせるために月に向かいます。
序盤に置いては、シャアのサザビーの強さを引き立たせるためのやられMSでした、この事からリ・ガズィが情けないMSと思われる方がいるのだと思います。
最も、シャアにとってリ・ガズィは、情けないMS以下になるのかもしれないですが…
どうしてνガンダムは情けないモビルスーツだったのか
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」でのアムロ・レイは、地球連邦軍の外郭新興部隊/第13独立艦隊ロンド・ベルに所属しているパイロットで階級は大尉。
ロンド・ベルは、グリプス戦役や第1次ネオ・ジオン抗争(Z、ZZ)のティターンズやアクシズの残存部隊といった反連邦組織になりえる者達の捜索や掃討を担う特務部隊として設立された部隊です。
一見すると特別な権限を与えられたエリート部隊と思われがちですが、同じような目的で設立されたティターンズとは違い実際には地球連邦政府からはかなり疎まれた部隊でした。高官たちからは、かつてのニュータイプが所属する最強部隊あるという印象があることから、いずれ反乱を起こし自分たちと討伐されるかもという恐怖心をもたれており、最新の装備を与えられているものの「ガンダムタイプ」のMSの使用を一切禁じられていました。
シャア・アズナブル率いる第2次ネオ・ジオン抗争が始まった後も、シャアとの和平が成立すると錯覚していたため、「ロンド・ベルは戦争をしたがっている」と思われていました。アムロは、強引にΖガンダムの量産型試作MS「リ・ガズィ」を手に入れたものの、ネオジオンのMSとの性能差を感じアムロ自らが設計に参加した新たなガンダムを新造するという事になりました。
そうしてνガンダムが製造される事になったんです。
νガンダムが伊達じゃない最高にMSになれたのはサイコフレーム
当初のνガンダムは、それまでの全てのガンダムの集大成の設計思想とガンダムタイプ初のサイコミュを搭載しするというアムロの望む性能を有するMSでした。
しかし、このνガンダムの情報を得たシャアは
「情けないモビルスーツ」
と断定します。
その時点でシャアが得ていたMS(サザビー)の性能と比べたら明らかに低かったからです。
その違いが
「サイコフレーム」
後のガンダムUCの「ラプラス事変」でも重要な要素を持つ画期的な革新技術サイコフレームは、サイコミュのチップを、金属粒子レベルで鋳込んだ構造材そのものにサイコミュ能力を持たせることに成功したMS用の構造部材。
サイコフレームを搭載したMSは、パイロットの意思を直接MSの駆動系に作用させ、より敏捷な操縦が可能になります。
サイコミュは、脳波を増幅して発信する装置。しかし、ニュータイプの様な特別な力を持つものにしか扱えないという欠点を持っています。更に生理的な強迫観念にとらわれ自滅する(Zでのカミーユ)という欠陥もありました。それがサイコフレームと併用する事で問題が解決できるばかりか、ニュータイプが使えば敵の意思を読み取る事もできるのではないかといわれています。
サイコフレームが搭載する前のνガンダムと比較すると
- サイコミュの性能UP
- MSの操縦性UP
- 本体重量が3kg軽量化され強度もUP
といった違いが見られます。
「情けないモビルスーツ(自作で作ったガンダムモドキや、切り札に設計してるのにサイコフレームすら積んでないガンダムやその他サザビーと戦えなさそうな機体)と戦って勝つ意味があるのか?」 pic.twitter.com/8tOVwextTx
— Gのエミーユ (@emiya_GUNDAM) February 12, 2022
シャアのおかげで最強のモビルスーツに
サイコフレームはネオジオンで開発され、その情報を流したのは敵であるシャア・アズナブルです。
その結として、シャアは自身の敗北につながってしまうのです。
シャアがサイコフレームの情報を渡した理由は?
どうして、シャアは敗北するかもしれない情報を敵であるアムロに渡したのでしょうか?
劇中でシャア次の様に語ります。
「情けないモビルスーツと戦って勝つ意味があるのか」
つまり、長年のライバルであるアムロに完璧に勝ちたかったという事でしょう。
初代ガンダムの時代から対峙してきたシャアとアムロは、同じ理想を持ちながらも、結局最後まで相容れることができませんでした。
その理由は、2人にとって大切なある女性の死に関係します、
ララァ・スン
シャアにとって殺されてしまった女性、アムロにとっては殺してしまった女性
その遺恨が2人を決して相いれない関係にしてしまったのです。
小説「機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー」では、その他に次のように語っています。
「地球を汚染する怖さを償いたい気持ちもあった。それをアムロ、お前に賭けたんだ…」
結果シャアは負けた
サイコフレームの技術をアムロに渡した結果、シャアは負けてしまいました。
そればかりか、アクシズの落下も阻止され作戦の失敗にもつながります。
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